イントロダクション
近年、哲学とビジネスが急接近し、企業活動への哲学の導入が広まりつつあります。その理由の一つには、社会課題への取り組みをはじめ、よりよい生やよりよい社会の追求が営利企業にも強く求められるようになったことが挙げられるでしょう。
一方で、ジョージ・ソロスやビル・ゲイツなど、哲学(者)から影響を受けたフィランソロピストが数多くいるように、哲学(者)がフィランソロピーに寄与した事例や思想は、これまでにも見出すことができます。しかし、哲学・ビジネス・フィランソロピーがいかなる関係を築けるか、そこにはどのような課題があるのかについては、いまだ十分に検討されているとは言えません。
本セミナーでは、哲学とビジネスとフィランソロピーの接点や協働の可能性を探究します。特に日本におけるフィランソロピーについてどのような特有の課題があるのか、それらをどのように克服できるのかについて、参加者のみなさまと一緒に考えます。
※当日は、登壇者より課題を提示・共有したあと、参加者も交えてディスカッションする時間を設けます。発言は任意ですが、マイクをオンにできる環境での参加を推奨いたします。
■セミナー概要■
【日 時】 2025年4月21日(月) 18時30分〜20時30分
【方 法】 Zoom(Peatixでご登録いただいた方にメールでご案内します)
【プログラム(予定)】
18:30~18:35 イントロダクション
18:35~18:55 クロス・フィロソフィーズ 吉田幸司氏の報告、質疑応答
18:55~19:15 フィランソロピー・アドバイザーズ 藤田淑子氏の報告、質疑応答
19:15~19:25 エール 篠田真貴子氏の報告、質疑応答
19:25~19:55 オープンディスカッション
19:55~20:00 クロージング
20:00~20:30 Zoomミーティングでのネットワーキング(自由にミュートを外してご発言いただけます)
※本セミナーはレコーディングし、後日、公開される可能性があること、ご承知おきください。
【登壇者】
吉田幸司
クロス・フィロソフィーズ株式会社 代表取締役社長、多摩大学サステナビリティ経営研究所 客員研究員
上智大学哲学研究科博士課程修了、博士(哲学)。日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)などを経て、2017年、日本初の「哲学コンサルティング会社」を設立。哲学の専門知と思考法を活かした組織開発や人材育成、経営者コーチング、社会課題・文化事業のリサーチ、哲学スクールなどを展開し、「哲学の社会実装」に取り組んでいる。
筑波大学・上智大学非常勤講師、京都大学齋藤直子研究室共同研究員、多摩大学サステナビリティ経営研究所客員研究員、日本ホワイトヘッド・プロセス学会理事などを兼任。
著書に『本質を突き詰め、考え抜く 哲学思考』(かんき出版)、『哲学シンキング』(マガジンハウス)など。共著書にBeyond Superlatives(Cambridge Scholars Publishing)など。
藤田淑子
フィランソロピー・アドバイザーズ株式会社 代表取締役
米・スイスの金融機関のプライベートバンキング部門において、個人富裕層の資産運用・管理、商品開発に20年以上携わる。その後、山口県において、地域活性化支援、障害者就労支援施設(B型)のマーケティング支援、子ども食堂・居場所の運営に携わる。NPO法人全国こども食堂支援センターむすびえの設立、認定取得を経験。2019年より、一財)社会変革推進財団(SIIF)にて、新しいフィランソロピー事業の立ち上げ、社会起業家支援、インパクト測定&マネジメント、財団マネジメントに従事。2023年より現職。
共著書に『社会課題解決のための金融手法と実務―寄付・助成から革新的フィランソロピーへ』(金融財政事情研究会)、寄稿原稿に「超富裕層が関心を寄せる「フィランソロピー」との向き合い方」(『週刊金融財政事情』2025年2.4号)がある。
篠田真貴子
エール株式会社 取締役
社外人材によるオンライン1on1を通じて、組織改革を進める企業を支援している。2020年3月のエール参画以前は、日本長期信用銀行、マッキンゼー、ノバルティス、ネスレを経て、2008年~2018年ほぼ日(旧・東京糸井重里事務所)取締役CFO。退任後「ジョブレス」期間を約1年設けた。慶應義塾大学経済学部卒、米ペンシルバニア大ウォートン校MBA、ジョンズ・ホプキンス大国際関係論修士。(株)メルカリ社外取締役。経済産業省 人的資本経営の実現に向けた検討会 委員。人と組織の関係や女性活躍に関心を寄せ続けている。
『LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる』『ALLIANCE アライアンス――人と企業が信頼で結ばれる新しい雇用』監訳。
【主 催】 多摩大学サステナビリティ経営研究所
【問合せ】 多摩大学サステナビリティ経営研究所 事務局 info@tama-csm.org